会能登半島地震視察・検証

開催者:健康100年住宅協会
開催日時:2007年6月7日(木)、8日(金)
開催場所:石川支部(石川県金沢市)

<記事No.0703>
能登半島視察の感想

 緊急補修の舗装工事が行われたと思われるマダラ模様の道路をあちこちと迂回しながら、バスで穴水より門前へと向かいました。外の景色を見ておりますと、現地に近づくにつれ、所々にブルーシートが屋根に張ってある住宅が目に見えて増えてきました。
 輪島のあたりはほとんどの家にシートがかかっており、また、あちらこちらに空き地が目立ちましたが、倒壊した住宅の跡のようです。

外観からは、さほどの被害は読み取れませんが、立ち入り禁止の黄色い張り紙がある住宅が目立ちます。内部は、壁が崩れているようです。(この地域は土壁が多い地域です。)昼食をとりに入ったお蕎麦屋さんも、建物はゆがみ、ホゾは、隙間が開いた状態でした。補強工事が一時的に行われていましたが、危険なことには変わりないと思いました。

 
地元の方に話を聞いたところ、地面が6センチも動いたとの事でした。
 
現在でも土砂崩れの場所があり、狭い林道しか通れるところがない集落もあるようです。被害が狭い地域に集中していることから、かなり浅いところで起きた地震だと思われます。

 能登地震は、建物の被害が多かったわりに、人に降りかかった被害が少なかったことが不幸中の幸いでした。当日は地域の催しがあったようで、学校や公民館のグランドに集まっていた為、火災もあまり起きず、被害も少なかったようです。しかし、家に帰り、傾いた自宅を見て愕然としたことでしょう…。

 
金沢という多雪地域で起こった地震で、住宅自体はしっかり作ってあったと思われますが、老朽化は否めないところだったと思います。県の文化財に指定された建造物も、ワイヤーで引っぱってあったり、傾いて倒れそうになったりしていました。彫刻を施した化粧の柱は明らかに倒れており、これを直すには時間がかかるであろうと思います。

 
私たち健康100年住宅協会では、少しでもお役にたてればと思い、ブルーシートを石川支部に送り、配布いたしました。住民の方には喜んでいただきましたが、もっと早い対応が出来て、現地への到着が早ければ、よりお役にたてたのではないかと悔やまれました。


健康100年住宅協会 会長 後藤則雄



健康100年住宅協会
health 100 years housing association.