住環境を考えよう
住環境を
第2回 国会でシックハウス対策法成立
考えよう

 国会は、住宅建材に含まれる化学物質が健康被害を生む「シックハウス症候群」への対策を盛り込んだ、建築基準法などの改正法を
 2002年7月5日、衆議院本会議で可決成立しました。特定の化学物質に対し国会で初めて法で規制するもので、2003年7月1日に施行
 されました。
 
 
国土交通省によると、規制対象は住宅のほか、学校、オフィス、図書館、公民館など、利用者が継続的に存在している空間。規制物質
 に関しては、内装材などから出るホルムアルデヒドの使用を制限し、シロアリ駆除剤に使用されるクロルピリホスを発散するおそれのあ
 る建材は、使用禁止。また、換気設備の設置を義務付けるなど法制化されました。また、塗料などに含まれるトルエン、キシレンなどの
 化学物質も今後の規制を検討していくようです。(2002年現在。)

 
シックハウスの被害者からは、規制対象物質の拡大や被害者支援策を求める声も上がっています。ホルムアルデヒドの室内空気汚染
 のガイドラインでは、WHO(国際保健機構)で定めた安全指針値0.08ppmと同じ値を日本の指針と定めています。
 
ホルムアルデヒドは、あらゆる新建材に使われている最悪の室内空気汚染を引き起こす毒物です。複合フロアー、塩ビ合成ドア、塩ビ枠
 材巾木、ベニヤ、接着剤、ビニールクロス、塗料、断熱材などから発生します。また、家具、カーペット、カラーボックス、喫煙や石油暖房
 機によっても発生します。このホルムアルデヒドの37%水溶液がホルマリン液。学生時代、理科室で生体標本が腐らずに液の中で浮い
 ていたのを思い出す人も多いかと思います。
 
 喘息
、アトピーなどを悪化させるホルムアルデヒド。初めは皮膚や目、鼻などの粘膜へ強烈な刺激を与え、次に呼吸困難、皮膚炎、神経
 障害を引き起こします。また、アレルギー皮膚炎や喘息、気管支炎の原因でもあると同時に、すでにアレルギー症を発症している場合に
 は症状を悪化させ、結果的に様々な化学物質などへの過敏症がよりひどくなっていくのです。
 
 
日本の子どもの40%は何らかのアレルギーに悩まされているそうです。生まれた時に「オギャー」と呼吸を始めて以来、赤ちゃんは空気
 を選ぶことさえできません。

 特
に赤ちゃんや小さなお子さんをお持ちのお母さんへ!!
 
ホルムアルデヒドは、揮発すると空気よりやや重いため、床に溜まるので赤ちゃんやお子さんのベッドは床より30cm以上高く設置してく
 ださい。
また、窓を開けて換気をしてあげてください。さらに、ホルムアルデヒドは水溶性のため、濡れた物に付着する性質があります。
 室内での干し物はなるべく避けた方が良いでしょう。
肌着に付着して肌に直接触れることがアレルギー、アトピーなどを引き起こす原因に
 もなります。
 
 大切な赤ちゃんや子どもが悩まされるのは辛いものです。

*文責 健康100年住宅協会                                        


健康100年住宅協会
health 100 years housing association.