人と環境に優しい健康住宅、自然素材住宅の建築・普及を推進する工務店、建材メーカーによる住宅建築ネットワーク「健康100年住宅協会」

住宅と人との未来を考える「健康100年住宅協会」会長のご挨拶と協会設立の3大理念。

皆さんにとって家つくりの目的とは何でしょう。
家を作ることが、最終の目的であり、また、夢であるかのように思っていませんか?
家づくり、それはそこに住むことになる家族にとっては途中経過でしかなく、家族をまとめる箱でしかありません。
確かに居住性やデザイン性の優れた家に住みたいという気持ちは誰もが持っています。でも、ここでちょっと考えてみてください。
「暮らす」ということは、そこに住む家族一人一人が幸せに成長していくこと。そうなって初めて、単なる「箱」が本当の「家」へと変わっていくのです。それこそが、私の思う夢であり、最終目標であると思います。
だからこそ、その箱は健康で過ごせる空間でなければなりません。

 

健康で住み続けることができる家…以前は当然のことであり、ごく普通のことでしたが、住宅事情の急激な変化によりその常識が覆されています。 施工が簡単だからとか、速く出来るとか、安易な方に向き過ぎてはいませんか? いい家を手に入れるのには時間もかかりますし、苦労もあります。
しかし、当たり前のことを当たり前に行うことが、「いい家」=「健康」を手に入れることになるというのは、現代の大いな大いなる皮肉といえるでしょう。


さて、建築基準法の前文に重要なことが書かれています。 『本法は、国民の生命(生活)と財産(蓄積)を守るために制定された』です。 とてもすごいことだと思います。ここには、すべてが集約されています。しかし、この理念を実現するのは難しく、イメージのみが強調されている内容です。果たしてすべての建築関係者がこの理念で住宅を造っているでしょうか? この協会が皆さんのお役に立てること、それは、知識と技術を持ったメンバーを育成し、常に向上し、建築基準法前文に書かれた理念に沿うような家づくりをサポートすることです。


私も微力ですがお力になれたらと、思っております。

名称

健康100年住宅協会

会長

松尾 博行

所在地

〒391-0001 長野県茅野市ちの2665-1 株式会社Eデザイン内 健康100年住宅協会事務局

TEL

0266-73-7235

近年進行した「機能性を重視した住宅の高度化(高気密・高断熱)」によって、シックハウス症候群が発生するという弊害が起こりました。
住宅建設においてデザイン性や機能性を求める事はもちろん大切ですが、それ以上に「住まう人が健康な生活を営める」という大前提が揺らいできているという現状を鑑み、当協会は健康な住宅づくりを推進していきます。 また住まう人の健康、すなわち「健康な身体をつくる」という観点から、住宅に利用する素材仕様だけでなく「健康な暮らしを実践するにはどうしたらよいのか」という点においてもご提案してまいります。

世界的な視野に立った時、現代の日本の住宅はどのように見えるのでしょうか。
国土の大小や、住宅メンテナンスの習慣、生活文化の違い、背景は異なっていますが、「耐久性」については日本以外の先進国(欧米諸国)が100年前後であるのに対して、日本では「30年」がひとつの目安です。この30年という住宅建替サイクルは、欧米諸国と比較すると著しく低い数字です。
長期優良住宅が注目されるこれからの時代に向けて、協会では
・住宅性能は欧米諸国並の耐久期間を目指す
・住まい方・暮らし方の中で、お施主様自身が手を入れる(メンテナンス)という住宅文化を形成する
この、ハード面とソフト面2つを両立させたいと考えています。
なぜなら私達は、それが結果的に住宅資産価値の向上に繋がるということを知っているからです。

住宅の耐久性が30年と短く、建替サイクルが頻繁であることは、ゴミやCO2問題の一因となっています。
また、次々に新しい素材・建材を使用することは、森林伐採など環境破壊の要素も含んでいます。
住宅産業に従事する私達の使命は、100年超の耐久性を持つ健康住宅の建設を推進し、人と地球がともに健康に暮らせる未来を創ることだと考えています。

■北海道 東北地方:青森県・岩手県・宮城県・秋田県・山形県・福島県/ ■関東地方:茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県
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